ぐみち

気づきや考えを忘れないよう記録するためのブログです。

責任を取って辞任? part1

問題が起きた時に担当者は責任を取って辞任しろと言われることがある。

辞めることが本当に一番良い責任の取り方なのだろうか。

時と場合によるだろうが、辞任が常に最善の選択ではないはずだ。

そもそも何故問題が起きた時辞任しなければならないのかを考える。

まず問題の性質を二つに分ける。

防ぐことが可能な問題と防ぐことが不可能な問題。

 

防ぐことが可能な問題の場合、それは対策を怠った結果であるから現職の担当者ではまた同じミスを犯す可能性がある。担当者を変えることでミスの再発を防ぐ側面もある。しかし、担当者を変えた場合次の担当者も同じミスを犯す可能性がある。ミスをした担当者も一度ミスをしたことで当事者意識が高まり、ミスをしなくなるという考え方もできる。だが、ミスをしても辞任する必要がなければ何度でもミスをして良いことになる。そう考えればやはり防ぐことが可能な問題の場合、責任を取って辞任という選択は良い選択であると言える。

 

防ぐことが不可能な問題の場合。それは事前の対策ではどうしようもない問題であるため当事者の責任とするのは些か理不尽なのではないだろうか。この場合でも担当者を辞めさせてしまえば問題の発覚が遅れることがある。問題を発見した担当者が辞任を恐れて隠蔽する可能性がある。そうした事態を防ぐためにはどうしようもない問題の場合担当者を辞めさせないようにするべきである。

 

とりあえずここまで